カードマジック好きの方であれば、
「メモライズド・デック」という言葉を耳にしたことがあると思います。
「メモライズド・デック」とは、一見バラバラに見えるトランプ52枚の並びを全て記憶したデックのことです。
カードマジックがお好きな方であれば、一度チャレンジされたことのある方も多いのではないでしょうか。
「メモライズド・デック」を実践で使えるようになるまでマスターするためには大変な努力が必要ですが、全てのカードを記憶する代わりに、計算によってカードの並びを求めることのできる「メモライズド・デック・システム」というものがあります。
そのようなシステムでは、
例えば、
観客に「ハートの7」と言われれば、「27枚目」と答え、
逆に、
観客に「31枚目」と言われれば、「スペードの3」と答えられるように、
52枚の「カード」と「ポジション(枚数目)」を互いに
「一対一」の関係にひも付けて計算等で導き出せるのです。
過去に様々な「メモライズド・デック・システム」が発表されていますが、簡単にマスターでき、かつ、実用性の高いものはなかなかありませんでした。
目指したのは、
どんな「メモライズド・デック・システム」よりも「簡単」にマスターでき、そして「最速」でカードや枚数目を導き出せるシステムです。
これは、完成した
「System BREAKDOWN」の一部分の写真です。
一見、バラバラに見えますが、全てのカードについて、ある簡単な規則に則ってならんでいます。
解説を読んで、その仕組みを理解すれば、数分でマスター可能です。
メモライズド・デック・システムに求められるのは、
二つの条件です。
「バラバラに見える」かどうか
と
「覚えやすい」かどうか
この二点に尽きます。
そして、この二つは、互いに反比例の関係にあるため、
両立が難しいのです。
つまり、
なるべく「バラバラに」見えるようにすると、
計算の過程が複雑になったり、例外が出てきたりします。
逆に、
「覚えやすく」しようとすると、並びも規則正しくなってしまいます。
つまり、並びの「ランダムさ」と「覚えやすさ」を同時に実現することは極めて困難だというジレンマがあるのです。
「簡単でランダムに見えるシステムは作れない」
そのジレンマをぶち壊したシステムが、「System BREAKDOWN」です。
「System BREAKDOWN」は、「最速」でマスターできるように、
面倒なことはとことん省いたシステムに仕上がっています。
まず、従来のシステムに比べて、覚える事項が極端に少なくなるように設計してあります。
原理的に、これ以上覚える事項を減らしたら、
「メモライズド・デック・システム」は組めないでしょう。
ルールだけの説明であれば、5行で終わります(笑)
なぜ、それほど少ないルールでありながら、きちんとランダムに見えるのか。
それには、きちんとしたシステム上の「秘密」があります。
「簡単さ」と「ランダムさ」を両立する最新の「秘密」に驚いてください。
「System BREAKDOWN」のシステムに「例外」はありません。
「メモライズド・デック・システム」の中には、「例外パターン」が存在するものも数多くあります。
つまり、「基本的にはこの方法でできるけど、この時とこの時とこの時は、例外だから、別に覚えてね」という場合があるということです。
私自身が、「例外」を記憶することが非常に苦手だったため、「System BREAKDOWN」では例外が一切ないように構築してあります。
これ以上ない程シンプルなルール。
そして、例外もなし。
「System BREAKDOWN」は、正に「最速」でマスター可能な「メモライズド・デック・システム」です。
覚えることがいくら簡単でも、演技の中で「速く」「正確に」使えなくては意味がありません。
もう一度、「System BREAKDOWN」の並びをご覧ください。
これだけランダムに見える並びに対して、「System BREAKDOWN」では、
従来のシステムからすれば、ありえない「速さ」そして「正確さ」でカードの並びを把握することができます。
従来のシステムでは、
簡単なものでも二桁+二桁の計算が必要だったり、
特定の場合には簡単だけれども他の場合が複雑だったり、
「ポジションからカード」を求めるのが難しかったり、
するものが多くありました。
「System BREAKDOWN」は、全てのカードが非常に単純な計算構造によって導き出されるため、「特定の場合だけ楽であとは大変」ということがありません。
「ポジションからカード」も
「カードからポジション」も
「全ての場合において楽」に計算することができるのです。
「System BREAKDOWN」には、システムの詳細な解説と「System BREAKDOWN」を使った、不可能性の高いトリックをボーナストリックとして収録しています。
新品デックから数分で、「System BREAKDOWN」に組むことが可能です。
動画でわかりやすく、新品デックから「System BREAKDOWN」にセットアップする方法を解説いたします。
そう思えるものを目指して作られたシステムが、「System BREAKDOWN」です。
全てのカードの位置を言える
全ての位置のカードが言える
これは、それだけで未体験の世界です。
「最速」の「メモライズド・デック・システム」である「system BREAKDOWN」を使うことによって、
あなたのカードマジックに全く新しい可能性が開けます。
是非、「最速のメモライズド・デック・システム」誕生の歴史的瞬間に立ち会ってください。
「System BREAKDOWN」の特徴をおさらいします。
・ トップからボトムまで、52枚がバラバラに見えます。
・ スート(マーク)の繰り返しが一定であったり、数字の繰り返しが一定であったりしません。
・ 「System BREAKDOWN」は非常に簡単です。読み終わって3分で「ポジション(枚数目)」も「カード」も言い当てることができるようになるでしょう。
・ 計算方法に例外はありません。